貍
たぬき

□■出典■□
画図百鬼夜行
陰ノ巻
□■妖怪画■□
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□■解説■□
中国では「狸」という漢字は猫(大きな山猫)のことであったようだが、日本に入り、今のタヌキのことになった。
中国の狸はとても獰猛で人を食い殺す妖怪の類だが、日本の狸は、どちらかというとユーモラスな妖怪?とされている。狸が不思議な力を持っているという話は、平安時代の「日本霊異記」にもすでに載っている。
日本では全国的に狸が化ける話が残っており、いろいろと化けるが、狐が女性に化けることが多いのに対して、狸は男性それも僧、坊主に化けることが多い。人をだましたり、食い殺すものもあるが、なかには僧になりすまして、勉学に励んだりするものもいた。狸であることがばれても、その まま寺に受け入れられた狸もいる。
麻布七不思議のひとつに「天現寺の狸囃子」があり、江戸時代、麻布は化け狸で有名な一帯で現在でも狸穴(まみあな)や狸坂 といった地名に残っている。
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妖怪大辞典